いろんな街に住みたい
生まれたときから転勤族で、3年ごとに引っ越しを繰り返してきましたが、幼い頃はそれが心から嫌で嫌で堪りませんでした。
やっと仲良くなれたと思ったら転校、もっと一緒にいたいと思える友人が出来たらまた転校と、繰り返す。
それが影響してか、学生時代のわたしはそのときそのときで性格や考えが違っていて、今振り返ってもまるで別人です。
それは良くも悪くも、わたしなりにその社会に上手く適応するためだったのだと思います。
それまでずっと転校が嫌で、3年ごとの引っ越しでも、引っ越し先で開けられることも無いまま次の家にまた移動するダンボールも増えていきました。
あんなに嫌だった引っ越しですが、今では"同じ場所に長く住む"ことがむしろ居心地が悪く感じています。
地元の大学へ出た時に、県内の転校を繰り返していた"わたし"を知っている人が沢山いました。
みんなが言う"幼なじみ"には、とても憧れるけれど、
１つの場所に住んでいたら出会うことが不可能な人数とこれまで出会うことが出来たこと。これは何よりわたしの宝物です。
これからも
仕事で疲れたら、辞めて違う街へ行くことに抵抗はないし、
長く続けたい仕事に出会えたら、進んで転勤希望を出したいし、
結婚相手が転勤族であるなら、それはもう大歓迎。
それは大都会でも良いし、海に囲まれた田舎町でも嬉しい。
どこへいっても、大切な人には会いに行けるし会いに来てくれることもわかった。
次はどんな街へいこうかな 。
書籍化記念！ SUUMOタウン特別お題キャンペーン ＃住みたい街、住みたかった街
