ご馳走さまでした美味しいでした!
わたしの家庭では小さい頃から、家族みんな揃って夕食を食べていたし、
『いただきます』を言わないと食べられない
というのは他の家庭でもあると思うが、
食べ終わった後は
『ごちそうさまでした』
『美味しいでした』
この二言をセットで言う事を父に教わり、習慣だった。
そもそも『美味しいでした』という言葉に違和感を感じる人もいるかもしれないが、これは方言らしい。(多分)
365日×生きてきた年数 これを口にしていたので、今でも習慣だし、大学生になって初めて友達に『その、ごちそうさまでしたの後の美味しいでしたって何?』って聞かれるまでは、この二言をもはや、もともとくっついていた1つのフレーズのように思っていた。
習慣ってすごい。これを習慣にしてくれたこと、今では父にとても感謝している。
お店でも家でも、誰かが作ってくれる料理を食べ『美味しいな』と思っても、敢えて口に出さない人も沢山いると思う。その理由は"当たり前"に美味しいからだったり、わざわざ言う事が恥ずかしかったり。毎日のことだと尚更。
でもその一言があるだけで、こちらが思ってるより作ってくれた人は喜んでくれたり、次へのモチベーションに繋がったりする。
それがわたしの様に、ひとつのフレーズと思って口にしていたとしても。
お父さんよ、ひとつのフレーズなんてアホな理解で使っていてごめんね。でもこんな素敵な習慣をつけさせてくれて、ありがとう。
お母さん、今日もお疲れ様。お母さんのご飯が、やっぱり一番美味しいよ。いつもありがとう。
今日もご馳走さまでした。
美味しいでした。