くだらないの中に 暮らしのブログ

通勤時間のひまつぶしに◎

認知症と向き合う

 

 

前の日記にも書きましたが、おばあちゃんは認知症です。

 

 

 

 

私の母は"実の娘"という立場だからこそ、色んな感情があって、

おばあちゃんが

"忘れていくこと"

に残念がったり、呆れたり、悔しそうな顔して笑って誤魔化したりします。

 

 

 

私のお爺ちゃんは、おばあちゃんにとって"夫"ですが、昔から 【亭主関白】という言葉がぴったりな自分にも他人にも厳しい人なので、

おばあちゃんが"忘れていくこと"を時々

受け入れることが出来ず、

険しい表情を浮かべたり、悲しい顔をして怒ったりします。

 

 

それでも誰よりも、

一生懸命支えています。

 

 

 

 

 

 

お母さんもお爺ちゃんも、長年寄り添い、愛情が溢れるばかりにあるからこそ、"認知症のおばあちゃん"を認めることができず、その結果生まれるのは双方に良いことは何もない様に思います。

 

 

 

今お母さんたちにある『"認知症のおばあちゃん"をどうにかしなきゃ。早く良くなってほしい。』という気持ちが根本的に私の考えと合わなくて、その思いから起こす行動は、自分たちを苦しめている気がして、

 

2人の寂しい気持ちも手に取るように分かるからこそ、

"忘れていくこと"  は悪いことじゃないし、気にして落ち込む必要ないんだよ

って伝えたくて、

認知症のおばあちゃんを否定するお母さん言葉を

強く否定してしまう。

 

 

 

 

つい先日おばあちゃんから電話がきて、

私の名前、居場所、仕事等、理解して話している様子だったことが凄く凄く嬉しくて、

最近特に、急激に認知症進行していると聞いていたから

(そんな気にしなくて大丈夫だよ! ) という意味で伝えたら、

 

『でも今日は娘のことすら分からない様子で、隣で間違わないようにお爺ちゃんが教えてたよ』

 

という言葉がお母さんから返ってきた。

 

 

 

『 分からせようとするとか忘れないようにさせるとか言い出したらキリがないよ。そこは私達が問題視するところじゃないし、変にこのやり方や考え方が正しいって決めつけないで、本を読むことやお医者に聞いたりして、まず私達が認知症を理解した方が良いと思うよ』

と、

なんだか悔しくて悲しくて、ついお母さんを強く責めてしまった。

 

 

 

 

 

私もまだまだ勉強が必要。

 

 

だからもう、"覚えていたこと"に過剰に喜んだり

"忘れたこと"に残念がったりすることはしないでほしい 。

 

 

 

わたしだって、昨日の晩ごはんなんてしょっ中思い出せない 。(笑)

 

 

 

 

 

おばあちゃんが1日、心が健康に過ごせることを毎日最優先にし、わたしが間のクッションになれたら良いな。

 

 

 

 

今日もスーパーのバニラアイスを

『こんなの初めて食べたよ!美味しいね〜有難うね〜』と嬉しそうに頬張るおばあちゃんが居てくれるだけで、私達は幸せだよ。

 

 

 

わたしたちは、きっと大丈夫。

 

 

 

今日も沢山笑おうね 。

 

 

 

 

良い一日になりますように ◎